研究・開発として将来のビジョンが湧かない・・という時はどうする?

面接で聞かれやすい質問に、「将来の理想像やビジョンはありますか?」というものがあります。

すでに研究・開発の仕事経験があれば、ハッキリとした目標があることも多いですが、未経験だと将来のイメージはなかなか浮かびにくいもの。これまでやったことがない仕事なので、当たり前といえば当たり前ですよね(笑)

ただ、ビジョンが見えないときでも、対処法はあります!ここでは「将来のビジョンは、どうすれば見えてくるか」を解説します。

まずは「スペシャリスト」と「マネージャー」、どちらが良いか考える

研究・開発のキャリアは「スペシャリスト」と「マネージャー」という、2つの道に分かれます。

スペシャリストは「エンジニアとして経験・スキルを極める」という道、マネージャーは研究チームや開発部署の管理職として、部下を指導・管理する道です。

この2つはどちらが良いというものではなく、「どちらが自分に向いているか」。

以前は「給料を上げるなら、絶対にマネージャーだ」と言われていました。ただ、最近は飛び抜けたスキルを持つエンジニアはとても重要視されるため、スペシャリストとマネージャーどちらもキャリアアップすることができます

まずは「自分がどちらに向いていそうか、やりたいと思えるか」をイメージしてみてください。

  • 「人付き合いがあまり得意じゃないから、スペシャリストだな」
  • 「チームを管理してプロジェクトを成功させるのは、やりがいがありそうだ」

こんな風に、ピンとくるほうが何となく見えると思います。まずはこうしたイメージをもつことが大切!

正直、だいたいのビジョンを考えておくだけでも、中小企業なら面接に通る可能性は十分あります

  • 「入社して技術や経験を身に着けて、将来的にはマネジメントの仕事もしたいと思っています」
  • 「ものづくりが好きなので、スペシャリストとしてこの道を追求したいです」

こんな感じでアピールすれば、面接でかなり好印象なはず。「この人はしっかり将来を考えている」と思われて、頼もしさがありますよね。

将来の仕事に対するイメージを、紙に書いてみよう

スペシャリストかマネージャー、どちらが良さそうかを考えたら、次は紙に「今後の仕事イメージ」を書いてみます。A4用紙でもノートや手帳でも良いので、ペンで思いついたことを書いてみてください。

【将来のビジョンを膨らませる質問】

  • 転職先の会社で、どんな仕事をしたいのか?
  • どんな分野の研究・開発をしたいのか?
  • 興味のあるテーマは何?
  • どんな人と仕事をしたい?
  • どんな雰囲気の職場で働きたい?
  • 職場の人と、どんな風に関わっている?
  • 今から3年、5年、10年後、どんな自分になっていたい?

上の質問は就活のときにもやったことがあるかもしれませんが、いわゆる「自己分析」。新卒のときは管理人のように「メンドウだな〜」と思いながらやったかもしれませんが、良い転職をするために自己分析はとても有効です。

ただ、上の質問に答えようとしても、書くことがパッと思いつかないかもしれません。

これは誰しもあることで、当たり前といえば当たり前。なぜなら「普段は考えないことだから」です。

自分自身のことはしっかり分かっているようで、意外と分かっていないことが多いです。なので上の質問は答が思い浮かばなくても、ゆっくり考えてみてください。何度も「どんな仕事をしたいんだろう・・」と自分に問いかけていると、ふと「そうか、やっぱり俺は車が好きだから、車に関わる研究がしたいんだ」と気づくことができます。

こうして納得できる答が見つかると、自信や熱量を込めて面接官にアピールすることができます。それはきっと伝わるため、希望の企業に採用してもらえる可能性も高くなります。

自己分析でビジョンをハッキリさせるには、3つのポイントを意識!

やってみると分かりますが、自己分析はけっこう面倒・・(笑)いつも考えていないことを考えるので、頭が疲れるわけです。

ただ、それでもしつこく自己分析をしておくと、転職活動だけでなく自分の将来にもきっと役立ちます。次の3つのポイントを意識して、自己分析をしてみてください。

【自己分析で意識する3つのこと】

  • なかなか書くことが思い浮かばなくても、何度も考える。
  • 時間を置いて、あらためて考えてみる。
  • 思いついたことは、小さなことでも書き出す!

思いつくことがなくても、とにかく「諦めずに考えること」。コレが大切です。そして思いついたことは小さなことでも良いので、どんどん書きましょう。同じようなことでも構いません。あとで整理すれば良いので、書くことで調子が出てきてたくさん思いつくようになります。

管理人も「何がしたいんだろう・・」と悩んだ時期がありましたが、「自分は何に興味がある?」「これからどうなりたいんだ?」みたいなことをじっくり考えることで、「やっぱり新素材の研究・開発だな」と腑に落ちました。

ただ、気をつけたいのは「現実的ではないビジョンだと意味がない」ということ。「世界トップの研究者になる」という目標は素晴らしいかもしれませんが、面接官からすると「まずは仕事をできるようになってほしい」と思われてしまいます。「会社の仕事を通して、こうなりたい」というイメージを考えましょう。

どう仕事をしたいのか、「具体的に」考えてみる

こうして今後のビジョンが何となく浮かんだら、もう一歩踏み込んで考えるとさらに良くなります。「決めたビジョンに向けて、どう仕事をしていくか?」を考えてみてください。

自己分析で目標が決まったはずなので、その「具体的な行動プラン」も考えるイメージです。

たとえば「新薬開発のスペシャリストとして、年収1,000万になる!」と考えるだけでは、どうやってこのゴールに辿り着くつもりなのかよく分かりません。

ですが、「新薬開発のスペシャリストとして、年収1,000万になる!転職したら5年間は知識と経験を身に着けることに集中して、開発チームのリーダーと同じくらい仕事ができるレベルを目指そう」のように考えると、目標までの道がよりハッキリします。

これを伝えられた面接官も達成までのイメージが湧くようになるため、より採用してもらいやすくなります。

ビジョンは変わってもいい!まずは「今の答え」を考えよう

転職する前に考えるビジョンは、あくまでも「現時点での答」です。もちろん仕事をする中で変わっても大丈夫なので、「今のベストな目標」を考えることが大切です。

「転職したらまた考えが変わるだろうから、新しい仕事を始めてから将来を考えよう」と考えると、今後もぼんやりとした状態が続きやすいです。

まずは転職前の今、「自分はこの道でいこう」と思えるビジョンを考えること。時間をとって考える必要がありますが、じっくり自分に問いかけていれば、きっと方向性が見えてくるはずです。

将来のビジョンは紙に書いて考えると具体的に!面接前に準備しよう

「当社でどんなふうに仕事をしたいですか?」という質問は、よく聞かれます。面接対策としても自分の今後を決めるにも役立つので、自己分析を通して将来のビジョンをハッキリさせましょう。また変わっても大丈夫ですが、今の自分がベストと思える方向性を見つけることが大切です。

また、もしどうしても自分のこれからで迷ったら、「転職エージェント」を使うのもおすすめ。転職エージェントのアドバイザーは質問を通して、「あなたが何をしたいのか」「何に向いているのか」を見極めてくれます。

1人で自己分析や将来のビジョンを考えるのは、けっこう大変。転職エージェントなら無料でサポートしてもらえるので、悩んだり困ったりしたときは使ってみてくださいね。