忙しいと言われる研究開発職、実は意外と落ち着いて働ける職場もある!

「研究や開発は忙しい」と言われることはよくあります。実際、管理人が働いていた職場も定時で帰れることは少なく、期限が迫っているときはかなり残業することもありました。

ここでは、「研究・開発職の忙しさ」について解説します。

研究・開発は忙しい職場が多い。ただし落ち着いて働ける職場も、中にはある

企業は利益を出すために、定期的に新商品を作る必要があります。

研究や開発は、会議でこれから作る商品や新技術が決まり、そこから期限(納期)と目標数値が設定されます。そしてこれに向けてテストや解析を繰り返し、業務を進めます。

テストには失敗がつきもので、ときにはなかなか思うような結果が出ないこともあります。開発スケジュールは多少の余裕がもたせてあることは多いものの、失敗続きだと遅れが生じてしまいます。すると期限に間に合うようひたすら検証・テストを繰り返すことになるため、忙しくなります。

特に大手企業はこの傾向が強く、春・夏・秋・冬とシーズンごとに新モデルを発売することもよくあります。短いスパンでドンドン開発を進めるため、かなりタイトな計画で仕事をすることになります。

もちろん適度な緊張感は、働く人のスキルアップになることもあります。ぼんやり働くより「絶対に間に合わせないと」という意識で仕事をするほうが、時間あたりの効率はアップするはずです。

ただ、企業によってはこうしたキツい開発計画がなく、落ち着いた環境で働けることもあります。

働きやすい職場が多いのは、中小企業や公的機関。面接で雰囲気をチェック!

比較的働きやすいのは、

  • 中小企業の研究開発職
  • 研究所や技術センターなど、公的な施設・機関。

この2つです。

中小企業は大企業から部品などの生産を請け負うことで、利益を出していることが多いです。この場合、新製品や新技術を自社で開発しなくても当面の利益は安定しているため、あまり急がず研究や開発をすることができます。要は「メイン事業が別にあるため、余裕をもって研究開発ができる」ということです。

管理人がいた職場も、「スケジュールが遅れてもしばらくは大丈夫だから、じっくり研究してよ」というスタンスでした。

もちろん中小企業の研究開発ならどこでも働きやすいわけではないので、面接で確認することが大切。面接官や働いている人の様子を見ると、何となく職場の雰囲気は分かるはずです。

もうひとつ落ち着いて働きやすいのが、国や県が運営している研究所や技術センターなどです。

こうした公的な機関で働くには、公務員の資格が必要。公務員試験はしっかり勉強しないと合格できませんが、その後の安定を考えると考えてみるのも良いかもしれません。管理人は公的な研究施設で働いた経験はないのですが、実験設備を使わせてもらいに行くときに、職員の人と話すことがありました。そのときは「けっこうノンビリしてるな」とよく思っていました・・。

管理人は仕事を頑張りたい派なので公的機関の職員は向かないと思ったのですが、安定して働ける職場がいいなら、公的な研究所や技術センターも良いと思います。

落ち着いている職場は、経験・スキルが身につきにくいこともある

落ち着いて働けるのは良いことですが、逆にデメリットもあります。それは「経験やスキルが身につきにくい」ということ。

決められた納期までに緊張感をもって働いているのと、「まあ最悪遅れてもいっか」という気持ちで働いているのとでは、やはり身につくスキルに差が出てきます。もちろん落ち着いた環境でもしっかり目標をもって働くなら、大きく実力を伸ばせるかもしれません。ただ、多くの人は環境に影響されるため、なかなか難しいと思います。

落ちついた雰囲気の職場では、自分1人で作業できることも多いです。これは良く言えば「仕事に集中できる」と言えますが、逆に「人と会わないため、マイペースになりやすい」ということでもあります。自分管理がとても大切で、常に自分で自分を高める意識をもっていないと大きな成果を出しにくくなります。

確かに仕事はラクかもしれませんが、将来のキャリアを考えると、少し危ない気はします。

これからの時代、成果を出せない人(=利益に貢献しない人)は、仕事がなくなる可能性があります。今でも少しずつその傾向が強くなっていますが、今後はさらに加速するはず。そのため、落ち着いた職場でもスキルアップしていけそうかは、考えておくべきと言えます。

中小企業や研究機関で研究・開発をしている人と営業をやっている人とでは、顔つきがかなり違うことがあります。

営業をしている人は日々いろんな人と接することで刺激があり、ノルマという緊張感もあります。そのため、引き締まった顔つきになることが多いです。研究・開発の人は意外と社内の人と仲良くやれるので、少し緊張感のない顔つきになることがあります。

もちろん仕事がハードすぎるのも良くありませんが、落ち着きすぎていても自分のためになりません。仕事内容を確認して、実力が伸ばせる企業を選ぶのがオススメです。

高収入を得るのは難しいため、理解した上で転職を

働きやすさを重視する場合、高収入を狙うのは難しいです。平均水準くらいの収入は得られますが、それ以上は期待できません。

中小企業や公的機関で働く場合、一番のメリットは「安定」です。収入の高さを求めるなら、より忙しい職場や大手メーカー、ベンチャー企業などのほうが良いため、何を重視するかは前もって考えておくべき。本当は落ち着いて働きながら収入も高いと良いですが、おいしい求人は残念ながらなかなかありません。

今後のキャリアを考えての決断なら、働きやすさを重視するのもアリ

研究や開発は忙しい職場が多いものの中には落ち着いて働ける職場もあります。中小企業や公的な研究機関・技術センターは働きやすいことが多いので、考えてみてください。

ただし公的施設で働くには公務員資格が必要なので、転職で現実的なのは中小企業。給料や条件も確認して、転職するかどうかを決めてほしいと思います。

もし迷ったら、転職エージェントのアドバイザーに相談するのもオススメ。あなたの経験やスキル、今後の希望を踏まえて、ベストな求人を提案してもらえます。書類作成や面接のサポートも受けられるので、ぜひ使ってみてくださいね。