現在すでに研究開発職で、別の企業へ転職したい場合

今すでに研究や開発の仕事をしているなら、転職は比較的しやすいです。研究や開発の仕事は専門性が高く、今まで身につけた経験・実績・スキルは、転職先企業にとって大きなメリットになるためです。

ただしやみくもに転職活動をしても、上手くいきません。ここでは、「転職を成功させるにはどうするべきか」「転職活動として、まずは何をするべきか」を解説します。また、研究職・開発職として転職するのにオススメの転職エージェントも紹介します。

転職活動は1人でせず、転職エージェントを活用するべき!

転職活動は1人でせず、リクルートエージェントなどの「転職エージェント」を使うのがオススメです。

理由は簡単。転職エージェントのアドバイザーがサポート・アドバイスをしてくれるため、1人で転職活動をするよりもラクに、良い転職ができるためです。

転職エージェントの料金は無料で、登録すると「担当アドバイザー」という担当者がついてくれます。そして「自分の希望に合う求人の紹介」「企業への条件交渉」「面接対策のアドバイス」などをしてくれます。

転職エージェントは無料で使えるため、「ぶっちゃけ、本当に大丈夫なの?ちゃんとサポートしてくれるの??」と思うかもしれません。管理人も転職エージェント使ったのですが、便利で助かりました。

アドバイザーはさまざまな求人を紹介してくれて、「こんな仕事もありますよ」と、意外な角度からの提案もしてくれました。「自分の実績でも、これだけ可能性があるのか〜」とビックリしたものです(笑)また、「面接はこう受けると良いですよ」とアドバイスをしてくれて、面接後も「どうでした?」と連絡をくれることもありました。

正直なところ、管理人は独学で勉強したり、1人で物事を進めたりするのが好きなタイプでした(今もけっこうそうですが・・)。なので転職エージェントも、「1人でどんどん活動を進めるほうが効率的では?」と思ってました。ただ、実際にエージェントを使ってみると「自分の視野は狭かったな・・」と反省しました(汗)

転職エージェントは「転職のプロ」。素直に利用するほうがスムーズに活動でき、良い転職につながりやすいです。

転職エージェントの利益は「成果報酬」で、あなたが転職するとエージェントも企業から報酬を得ることができます。つまり「あなたが良い転職をする=エージェントの成功」といえるため、アドバイザーはしっかりサポートしてくれます。

ちなみに転職エージェントは、登録したらすぐに転職しないといけないわけではなく、情報収集のためにも使えます

転職エージェントは登録時に「転職希望時期」を選ぶことができます。1ヶ月以内・3ヶ月以内・半年以内・1年以内・未定、のような項目から選べるため、すぐ積極的に転職活動を始めることも、まずはアドバイザーと面談して情報収集をすることもできます。

転職エージェントへの登録前にしておくべき、4つの準備

転職エージェントに登録する場合、前もってやっておくと良いことが4つあります。登録後でも一応大丈夫ですが、できればアドバイザーとの面談を良いものにするためにも、次のことを準備しておきましょう。

  1. 面接でアピールできる経験・スキルを振り返っておく。
  2. 転職エージェントの公開求人をチェックしてみる。
  3. 今の仕事から転職したい理由をハッキリさせておく。
  4. 同業他社に転職して良いかを確認しておく。

それぞれについて説明します。

1. 面接でアピールできる経験・スキルを振り返っておく

良い転職活動をするには「自己分析」が大切。

エージェントのアドバイザーはもちろんしっかりサポートしてくれますが、「自分がどんな実績やスキルをもっているか?」や「転職して何がしたいのか?」は、自分自身にしか分かりません。これがハッキリしていないと、転職エージェントも良いアドバイスができないのです。

そのため自己分析をして、「キャリアの棚卸し」をしましょう。

  • 担当してきた仕事内容
  • 専門的に学んで詳しくなった知識
  • 扱える実験設備・実験機器

こうした点について考えることで、あなたに興味をもってくれる企業が増えます。「分析機器や検査機器を使った分析業務」「マシニング設備での部品加工」「3次元CADを使っての設計」「開発部署でのマネジメント業務」など、さまざまなことがスキルとして考えられます。

研究職・開発職の転職では、同業他社に入社するケースもありますが、まったく別の製品を作っている会社に転職することもよくあります。管理人も以前はコーティング剤の開発をしていましたが、その後は高分子の新素材開発の仕事に転職しました(ちょっと専門的な話でわかりにくくてすいません・・)。

このように、まったく別の製品を扱う研究開発に転職する場合があるため、「他社でも通用するスキル・実績」を細かく洗い出しておく必要があります。

自分がどんなスキルを身に付けているかは、意外とわかっていないもの。その理由は「日常的に考えることがあまりないため」です。これまでの仕事を振り返り、他の企業にメリットになることを考えてみてください。こうして自己分析をしておくと、履歴書や職務経歴書を書くときや面接でとても役立つはずです。

参考記事:転職活動で多くの方がやらないけれどやった方が良いこと、自己分析

2. 転職エージェントの「公開求人」をチェックしてみる

自己分析でこれまでの仕事を振り返ったら、転職エージェントの「公開求人」を眺めてみると良いです。

転職エージェントは公式サイトで誰でもチェックできる「公開求人」と、エージェントへの登録後、スキルや実績のある人へ限定して紹介される「非公開求人」があります。

  • どんな仕事があるかを眺めてみる。
  • 自分の経験やスキルで対応できそうか、給料などの条件が合うかを確認してみる。

この2点を意識しながら、ざっと眺めてみてください。

転職エージェントを初めて使うときは、わりと勇気が必要なもの(笑)ですが公開求人を見ていると、「こんな仕事もあるんだ」「この求人、けっこういいな」と、転職のイメージがわいてきます。

要は求人をざっと見ることで、転職へのモチベーションを高めることができます。

また、転職エージェントに登録すると、非公開求人を紹介してもらえる可能性もあります。あなたの経験や実績を見込んで紹介してくれる求人は好条件なものも多いため、期待しても良いと思います。

3. 今の仕事から転職したい理由をハッキリさせておく

転職をしたいときには、必ず理由があるはず。転職理由は自己分析を通して、ハッキリさせておく必要があります。

  • 仕事をする中で、興味のある分野が変わってきた。
  • 今の自分なら、ほかの企業で主任やリーダーとして働ける気がする。
  • 収入アップを目指したい。
  • 正直なところ、人間関係に疲れた。

こんな風に、考えてみるといろいろ出てくるはず。自分の中で考えるときは面接を受けるわけではないため、正直な理由を考えることが大切です。「人間関係に疲れた」「激務だから」など、マイナスな理由もひとまず洗いざらい考えましょう

企業の面接では、「想い」を伝えることがとても大切。あなたに熱意があると、それは企業の面接官に伝わります。転職理由は、この想いにあたる部分なので、しっかり考えておく必要があります。

転職理由をハッキリさせておかないと、企業での面接で「なぜ今の企業では駄目なのですか?」と聞かれたときに、戸惑ってしまったり、答えられなかったりする場合があります。

マイナスな転職理由は、プラスに切り替えておく

「今の仕事は大変」「給料が上がらない」「人間関係が良くない」など、転職理由がマイナスな内容の場合もあると思います。管理人も正直、仕事が大変だったので辞めてしまったことがあります。

ただ、こうした不満をそのまま伝えても、面接は上手くいきません。企業は「前向きに頑張ってくれる人を採用したい」と考えているためです。

そのため、マイナスな転職理由は、プラスに切り替えておきましょう!

一見マイナスな理由に思えても、実はプラスに言い換えることができます。

「仕事が激務」
→今までは仕事に集中してきたが、転職を機会に生活バランスを見直したいと思った。「給料が上がらない」
→今の会社で仕事をこなせるようになってきて、新たなチャレンジをしたいと考えるようになった。「人間関係が良くない」
→正直な所、今の職場では人間関係に失敗してしまった。自分の慌てやすい性格を切り替えて、新たな職場で頑張りたい。

上のように言い換えると、「イヤだから転職する」という印象はなくなり、「次のイメージがあって転職したい」という印象になります。

「イヤだから転職する」というのは、一般的にあまり良くないとされています。ですが管理人も経験がありますが、「つらいものはつらい」と思います。それなら転職で環境を切り替えて、新たに頑張るのもひとつの方法だと思います。

このとき大切なのは、「意識の切り替え」。「転職すれば、今のツライ状況から抜け出せる」と考えるのではなく「環境を変えて、やり直すきっかけにする!」と決めて転職すると良いです。これなら前向き気持ちでの転職になり、今後の仕事も上手くいきやすくなるはずです。

ちなみにもしプラスに考えることができなければ、転職エージェントに登録したあと考えれば大丈夫です。アドバイザーに「正直、今の仕事が大変で転職したいと思っています」と相談すれば、一緒にプラスの転職理由を考えてくれるはずです。

参考記事:今の仕事に正直不満がある際の転職で気を付けること

4. 同業他社に転職して良いかを確認しておく

NDA書類
研究・開発として仕事をする人は、秘密保持契約(NDA)を結んでいることが多いです。

これは「退社してから3〜5年は、同業他社への転職禁止」というもの。契約なので、守らないとトラブルになる可能性があります。

同業他社への転職を考えている場合は、秘密保持契約を結んでいないかを確認しておきましょう。契約書は自分と会社の双方で交わすため、自分の手元にも1部あるはずです。

同業他社に転職する場合、「これまでライバル関係だった企業へ転職する」ということ。今の企業には不満があったかもしれませんが、お世話になっていることもあ多いと思います。秘密保持契約を結んでいてライバル企業に転職すると、今の会社に迷惑をかけてしまうので、極力やめておくほうが良いですね。

研究職に転職する際に結ぶ秘密保持契約(NDA)について

研究開発への転職を失敗しないためのエージェントとは?

以上の4点を踏まえて、オススメの転職エージェントを紹介します。

中小から大手まで、研究開発の求人が充実!「リクルートエージェント」

まず登録したいのは、「リクルートエージェント」。王道とも言うべきサービスで、求人の量と質・アドバイザーのサポート・転職実績、総合的に見てトップクラスです。

研究・開発の仕事は専門性が高く、使うエージェントによっては自分に合う仕事がなかなか見つからないこともあります。ですがリクルートは大手企業から中小企業まで幅広いネットワークがあるため、研究・開発の求人も豊富です。企業も「求人を募集するなら、まずはリクルートに出そう」と考えていることが多いため、リクルートエージェントに登録すればかなりの求人をカバーできます。

また、「非公開求人」が充実しているのも大きなメリット。企業によってはライバル会社に見つからないよう、非公開求人で限定的に人材を採用していることがあります。経験やスキルがあればこうした案件も紹介してもらうことができます。

また、リクルートエージェントはアドバイザーの実力も高いです。たくさんの転職事例を元に的確なアドバイスをしてくれるため、とても頼りになるはずです。

>>「リクルートエージェント」の公式サイト・詳細

エンジニア専門の転職エージェント「メイテックネクスト」も使いやすい

最近はさまざまな転職エージェントが登場していて、業界に特化したサービスもあります。

メイテックネクストは珍しい「エンジニア専門の転職エージェント」。研究・開発や生産管理・品質管理など、さまざまなエンジニア求人があり、自分に合う仕事を見つけやすいです。

ほかのエージェントでは、文系出身で技術にあまり詳しくないアドバイザーが担当になることもあります。メイテックネクストは技術に詳しいスタッフばかりのため的確なアドバイスを受けやすく、紹介してもらえる求人もピンポイントです。

メイテックネクストはリクルートエージェントに比べれば大手ではないものの、製造業界のネットワークは幅広く、さまざまな企業の求人を確保しています。2〜3つの転職エージェントを併用する人は多いため、メイテックネクストは2つ目として使うのにオススメのサービスです。

>>メイテックネクストの公式サイト・詳細

年収アップしたい人にオススメの「ビズリーチ」

 

転職で年収アップしたい場合にオススメなのが「ビズリーチ」というサービス。企業やヘッドハンターから好条件のオファーをもらうことができ、実績・スキルがあれば年収1,000万円も狙うことができます。サービス名がそのまま社名になっていて、「株式会社ビズリーチ」という企業が運営しています。

ほとんどの転職エージェントが無料の中、ビズリーチは「有料プランがある」という点が特徴

プランは「スタンダード」と「プレミアム」の2つ。スタンダードは無料ですが、プレミアムは今の年収が750万円未満の場合は「タレント会員(2,980円/月(税抜))」、750万円以上の場合は「ハイクラス会員(4,980円/月(税抜))」の料金がかかります。

無料のスタンダードプランだと、受けたオファーに応募することができません。そのためビズリーチをフル活用するなら、絶対に有料の「プレミアムプラン」をオススメします。

ビズリーチは「なんだ、有料なのか」と感じる人には不向き。「自分の今後のために、お金を投資できる人向けのサービス」です。

ビズリーチは1,500人以上のヘッドハンターを抱え、10万件以上の求人を確保しています。管理人が転職活動を積極的にしていた頃は正直、駆け出しのパッとしないサービスでした(笑)ですが今は求人数もぐっと増えて、大手のサービスにも負けない転職エージェントに成長しています。それだけハイクラスの転職が盛り上がっているということなのでしょう。

紹介してもらえるのは国内外の大手企業・優良企業やマネジメント職、グローバルに働ける求人が中心。ビズリーチの基準をクリアしたヘッドハンターが求人オファーをしてくれたり、企業が直接連絡をくれたりします。実績に自信があるなら、企業からのスカウトを待つこともできます。

月に2,980円もしくは4,980円の費用がかかりますが、これで年収アップが見込めるなら「とてもリターンが高い自己投資」といえます。利用する価値はあるサービスです。

ただ、「最初は少し不安」という場合は、まずはスタンダードで登録して、あとでプレミアムに変更すると良いです。もちろん「解約できない」などのトラブルはないので安心してください。

>>ビズリーチの公式サイト・詳細

転職エージェントを活用して、理想の転職を!

研究・開発として転職するなら、転職エージェントを活用するべき。1人の場合よりもずっとスムーズに活動が進み、プロのアドバイザーによるサポートで納得のいく転職ができるはずです。エージェントを利用する前には、上で紹介した4つの準備をしておくとより良いです。

転職エージェントに登録すると、まずは担当アドバイザーとの面談があります。そこで情報収集をして、今後について考えてくださいね。

研究・開発の仕事は、これからも必ず必要とされます。あなたの実力やスキルをさらに生かすためにも、転職を良いものにしてくださいね!