研究開発では成果を出せないとリストラもある?

研究・開発職は、「結果」求められる職種。「月末までに基準値をクリア」「来月末までに強度を10%アップ」など、決められた期限や納期までに結果を出すことが求められます。

ただ、もし結果が出せない場合はどうなるのか??

この場合、大企業・中小企業・外資系など、会社によって対応が違います。

ただ、基本的に外資以外は結果が出なくても、すぐリストラということはありません

ここでは「研究・開発で結果を出せないとどうなるか」を紹介します。ちょっと怖い話かもしれませんが、参考にしてほしいと思います。

研究テーマで結果が出ないときの対応は、企業によって違う

コンスタントに結果が出せれば良いですが、現実はなかなか上手くいかないこともあります。結果が出ないときの対応は、主に企業の規模によって違ってきます。

  • 大企業
  • 中小企業
  • 外資系企業
  • ベンチャー企業

企業の種類は、上の4種類。それぞれの企業で、結果が出ないときの対応を見ていきます。

大手企業は上司と相談した上で研究を続行、それでもダメなら異動

大手の場合、しばらく結果を出せないと、上司と面談することが多いです。

大手企業の部長や課長クラスの人は、かなり幅広い技術知識や経験・実績を持っています。プレーヤーとして仕事をしていなくても、部下に適切なアドバイスができることは多いもの。

そのためなかなか目標をクリアできないときは、今の状況やつまずいているポイントを上司に相談します。そして上司がアドバイスをしたり、目標が適切かどうかの再検討がされたりします。

これでもう1度テストを続けていき、結果を出せば挽回できます。

ただ、アドバイスをもらった上で研究や開発を続けても改善が見られない場合、異動の可能性が高くなります。多くの場合は別テーマの部署へ異動しますが、「適正が合っていない」と判断された場合、製品管理や品質管理などの部署へ移ることもあります。

また、上司から「正直、このままだと厳しい。今なら別の部署が空いているけどどうする?」と提案があり、自分の意思で決められることもあります。

中小企業の場合、テーマがストップになることも

大企業の研究開発部は、部署がテーマごとに分かれているのが一般的。これに対して中小企業は研究や開発の規模が小さめのため、結果が出ないときに別テーマの部署へ異動、ということができないことがよくあります。

目標がなかなかクリアできない場合、担当者を異動させるのではなく、テーマ自体がストップになることもあります。

そもそも中小企業は会社によっては研究や開発を担当できる人が少なく、別の人に担当を交代しても上手くいきそうにないこともあります。こうしたときはテーマを打ち切りにして、上手くいきそうなものだけを残す、という判断が下されます。

管理人が以前いた会社でも、テーマが上手くいかなくて取りやめになることがありました。

上司が「うーん、なかなか結果出ないな。よし、別のテーマをやるか!」と言って、意外と軽い感じで変更になりました(笑)

中小企業は大手から依頼された製品を作って利益を出していることも多いため、あまり研究や開発を急いでいないこともあります。「自社製品を出せたら嬉しいけど、当面は他社からの受注で安定している」という場合、上手くいなかいテーマは意外と早めにストップをかけることもあります。

つまり中小の場合、結果が出せなくても、ある程度多めに見てもらえることもあります。じっくりやりたい人には、転職先としてオススメだといえます。

外資系は退職の可能性が高い

3番目として、外資系の企業はどうなのか?

まあ予想がつくかもしれませんが、外資はとにかく結果にシビア。結果が出せないと早い段階で退職に追いやられる可能性があります。

外資は結果さえ出せれば高収入。ただしその報酬は、結果を出すからこそ支払われます。

そのため3ヶ月や半年ごとなど、常に目標をクリアし続けることが求められます。

結果を出せない時期が続くと、どこかのタイミングで上司に呼ばれて退職の話をされてしまうこともあります。そのため、常に緊張感をもって仕事をする必要があります。

これを聞くと、「やっぱり外資はキツそうだ・・」と思うかもしれません。ただ、外資では結果を出せると大きな実績やステップアップになる仕事ができるため、チャレンジする気持ちがあるならオススメな面もあります。国内の大手企業では何年も働かないとできない仕事が、外資だと意外とすぐに担当できたりします。

また、ほど良い緊張感があることで、「とりあえず会社にいれば給料が入る」というユルい気持ちがなくなり、自分の経験やスキルを高めやすくなるはずです。

外資系はドライに思われることも多いですが、働いている人は「結果を出すとドンドン面白くなるし、給料も伸びる」ということも多く、合う人には合うはずです。

退職のリスクは国内企業より高くなるものの、「外資でどれだけ通用するかチャレンジしたい。頑張ればきっと良い経験になるはず」と考えられるなら良い職場だと思います。

目標は理不尽なものではないので、きちんと取り組めば意外とコンスタントに結果を出せるはず。さらに外資での経験は他社に転職するときにもきっと活きるので、もし辞めることになっても新しい勤務先はあるはずです。

ベンチャー企業は遠回しにクビをほのめかされることも

最後にベンチャー企業の場合。

ベンチャーで結果を出せないとクビにはなりにくいものの、遠回しに退職をほのめかされることがあります。

日本の企業は社員が法律(労働基準法)で守られていて、外資系のようにすぐクビにされることはありません。ですが結果を出せないと、企業の「お荷物」になってしまうのは事実。。ベンチャーは特に1人1人の働きが会社の業績を大きく左右するため、結果を出せないと仕事を任されなくなることがあります。そしてやることがなくなり、「けっきょく自分から退職を申し出ることになった」というケースも。

ベンチャーは外資と同じく、向き不向きがハッキリ出やすい企業。面接のときに「ここなら自分の実力を発揮して楽しく働けそう」と感じられるベンチャーでなければ、入社はやめておくほうが良いです。

管理人もベンチャーで働いた経験がありますが、会社の雰囲気に馴染めればやりがいもあって楽しいと思います。ただ、入社してすぐの人があまり仕事をしない人だと分かると、社長が試用期間でスパッと辞めさせていました(汗)

まあ、これは極端な例なのであまりないと思いますが、ベンチャー企業はモチベーションややる気・熱意がとても大切な職場です。

真面目に頑張れば、すぐに辞めさせられることは少ない

担当している研究や開発が上手くいかないことは、誰しもあります。そんなとき、しばらくは様子を見てもらえることが多いものの、ずっと結果を出せないと異動や転勤、退職などにつながることがあるため、気をつける必要があります。

大手や中小、外資、ベンチャーによって対応は違うものの、「日々の仕事を、きちんと頑張る」ということが大切なんだと思います。真面目にやっていれば、そう簡単に辞めさせられることはありません。外資は早めに判断されてしまうこともあるかもしれませんが、ひとつの大きな経験にはなるはず。それは次の仕事に、きっと活かされます。

研究や開発には高い専門知識や技術が必要ですが、まず前提として「結果が出ないときでも改善策を考えて、前向きに取り組める力」があれば、きっと長く働けるはずです。