研究開発の3つのタイプとお勧めの人

研究開発と言っても、実は3つのタイプがあります。

  • 直近のお客さんの要望に応えるための「開発」
  • 3年以内など、比較的早い段階で商品化に繋げる「研究開発」
  • 次のビジネスになる種を見つけるための「研究」

つまり研究と開発は違うっていうことですね。

研究の方がよりアカデミックな傾向が強い仕事になっています。
開発はビジネス寄りな仕事です。
お客さんのニーズに応える新商品を作る仕事というイメージです。

企業によって、上の3つのどれに力を入れているかは変わってきます。

企業の規模によって開発と研究、どちらを重視するかは違う

研究か開発か

大手のメーカーなど、資金に余裕のある企業では研究と開発を満遍なく行なっています。
中小企業ではビジネスのネタになるか分からない基礎研究に費やす体力はありません。
そのため、早い段階でビジネスになる研究開発を中心にしていることが多いです。
ベンチャー企業では、使う技術などは決まっていて、お客さんのニーズに合わせた商品を作るという開発が多い傾向にあります。

管理人が経験した中小企業とベンチャーの仕事もまさにこれでした。
中小企業では比較的色々なテーマに手をつけていて、高分子関連の色んな開発テーマを半年スパンくらいで行なっていました。
上手くいくものもあれば、すぐに終わったものもありました。ベンチャーでは独自性の強い技術を持っていて、それを応用した商品のブラッシュアップをしていくという仕事でした。
2〜3ヶ月くらいで良いテスト結果が出たらすぐにより詳しいデータを詰めて商品化!という感じでした。

研究・研究開発・開発のどれが自分に合っているかを検討する

管理人の場合なら分野は高分子素材ですが、自分のやりたい分野を決めることと合わせて、研究・研究開発・開発の中から、自分に合ったものを選ぶことも大事だと思います。

開発はスピード感のある仕事をしたい方向け

開発開発はお客さんの要望に応えられる商品を納期に合わせて作っていくスタイルで仕事をします。
もの作りが好きだけど、ビジネスやマーケティング
などにも興味がある方にオススメです。

仕事ではスピードが求められることが多いです。
お客さんのニーズに応えるため、また、常に新商品を新しくすることで利益を上げるために、スピーディに商品を打ち出す必要があるためです。
そのため、スピード感を持って仕事をしたい方に向いています。

中期的なテーマを扱う研究開発はバランス重視

数ヶ月〜数年以内の商品化を目指しての研究開発はバランス重視です。
研究的なスタイルである程度じっくりやる時間がありつつも、開発的なビジネスの要素もあります。

商品企画やマーケティングの部署があれば、そうした部署の人と一緒に仕事をする場合もあります。
商品開発全体を通して見ることができるので、ビジネス視点を身に付けるのに役立つと思います。

研究はじっくりやりたい方向け

将来芽が出る新技術などを研究する仕事は、じっくりやりたい方に向いています
大手企業でも行なうことができますが、企業は利益を求めている面が強いので、じっくりやりながらも結果を出す必要があります。

研究するならよりじっくりやりたいなら研究機関や大学がオススメです。
大学の研究室にコネで入ったり、公務員になることで国や公的な研究機関、技術センターで勤務することができます。
こうした機関では企業よりも腰を据えて研究をすることができます。
研究の仕事は採用人数が開発よりも少ない傾向にあるので、転職を考える際には狭き門になる可能性があります。

個人的には、一番現実的なのは出身大学の研究室を尋ねてみることかなと思います。
教授がもしかしたらコネを利かせてくれる可能性はあります(笑)
教え子ですからね。

公務を目指す場合は公務員試験に合格する必要があります。
そのため転職活動にかかる期間は長くなりやすく、勉強も必要になります。
また、試験も難易度は高いので、不合格になる可能性もなくはありません。
不合格だった場合にどうするかまで視野に入れて今後を検討すると良いと思います。
比較的若い方ならまだ変更が利くので、じっくりと、かつなるべく早めに検討していきましょう。