研究開発職としてキャリアアップするなら、将来のイメージをもつべき

研究開発職は企業にとって重要な部署で、優秀な人が集まります。

特に大手の研究・開発部門は周りの人のレベルが高いため、キャリアアップするには「将来のイメージ・目標」を考えておくことが大切!

何となく仕事をしていると取り残されてしまう可能性があるため、今後をきちんと考えて働く必要があります。

第一線で活躍している人ほど、将来のイメージをハッキリ持っている

研究や開発は「結果」が大切。もちろんじっくりと取り組むことは大切ですが、一定期間内に新しい発見をしたり、これまでの性能をクリアしたりといった結果は大切。結果や数字にこだわる仕事といえば営業ですが、実は研究や開発でもこれらは重視されます。

コンスタントに成果を出せる人は、いつも短期・中期・長期それぞれのスパンで目標をもっています

「1ヶ月以内に、耐久性を10%上げる」のようなノルマは、上司や部署のリーダーから決められることが多いです。ただ、こうした与えられた目標以外に、自分の中で「1ヶ月後の目標は耐久性を上げることとして、1年後に自分はこうなっていたい、3年後はこんな立場で仕事をしていたい」というイメージがあるとより良いです。

研究や開発は失敗がつきもの。なかなか上手くいかないこともあります。ただ、こんなときでもしっかりと将来のイメージがあれば、「今は結果が出ないけど、将来のために必要なことなんだ」と思えるようになります。

短期目標:3ヶ月 or 6ヶ月
中期目標:1年後 or 3年後
長期目標:5年後

上のように、3つのスパンに分けて目標を考えてみてください。

研究開発職としての具体的な目標を、紙に書いて考えてみよう

短期・中期・長期の目標は、できれば紙に書き出すのがオススメです。自分の手で紙に目標を書くのは、意外と面倒なもの(笑)ただ、書き出してみると自分の頭を整理できて、なんだかこれからが楽しみになることもあります。こうしたひと手間をかけられるかどうかが、経験・スキルを伸ばせるかどうかの差につながっていきます。

ただ、いざ書き出そうとすると、意外と書くことに迷うことは多いもの。そこで、目標としてどんなことを書けばいいかの参考として、例を紹介します。例をそのままマネて書いてもあまり意味がありませんが、「これは自分の目標と似ている」のようにピンとくるものがあれば、それを元に自分なりの目標を書いてみてください。

【将来の目標の例】

  • 3年後に、今担当している開発テーマのチームリーダーになる。
  • 5年後にタイヤ開発のスペシャリストになる。
  • 3年後、主任になる。
  • あと2年この会社で経験を積んで、そこからは転職して給料アップを狙う。
  • もともと興味があった液晶パネルの部署へ異動する。
  • 3年以内に、論文を2つ書く。
  • 3年以内に、特許を取る。
  • 半年以内に、海外勤務を希望する。

将来の目標やイメージは、なるべく具体的に、数字を入れて考えると良いです。すると自分が半年後や3年後、5年後にどうなっているかをリアルに想像しやすくなり、それに向けて頑張りやすくなります。

また、研究開発職のキャリアは、大きく次の3つに分かれます。

【研究・開発のキャリア】

  • スペシャリスト(専門性を追求する)
  • マネージャー(部長などになり、チームとして結果を出す)
  • 他社へ転職

これら3つの道のうち、自分は今後どの方向で頑張るのかを考えてみてください。

人によって向き不向きは違うもの。スペシャリストとして技術を極めるのが向いている人もいれば、周りの人をまとめてマネジメントするのが向いている人もいます。また、いろんな会社を渡り歩いてドンドン実力を伸ばすのが合う人もいます。

どれが正解というものはないので、自分にしっくりくる道を考えてみましょう。

また、1度決めた道が変わっても問題ないので、もし迷ってもとりあえず決めることが大切です。将来がボンヤリしたまま仕事をすると、吸収できる知識や経験が少なくなるので、できれば時間をとり、じっくり考えることをオススメします。

転職前に今後のキャリアを考えておくと、面接での質問にも対応しやすい

将来の目標やイメージがハッキリすると、転職するときの面接でも有利になります。企業は面接で「会社にどんな貢献ができるのか?利益につながる人材なのか?」をチェックしますが、目標やイメージを考えていればアピールをしっかりとすることができます。

多くの人は面接官から「3年後、当社でどんな仕事をしていたいですか?」「5年後、どんな人になっていたいですか?」と聞かれたとき、言葉に詰まってしまうことが多いです。

こうしたことを前もって考えておけば、人生のビジョンができるだけでなく面接もクリアしやすくなるため一石二鳥。面接官はすぐに目標をアピールされることで、「今後をしっかりと考えている人だ」と評価してくれます。

ただ、気をつけたいこととして、今後の目標を考えるのは「自分の人生のため」が第一。「面接に受かるため」という目的で考えるのは良くありません

面接のために目標を考えても、それは自分が本当に目指したいイメージではないことが多いです。面接官への印象アップのために「将来はマネジメントにも興味があります」のように答えても、薄っぺらく表面的な言葉にしか聞こえません(汗)

面接官はたくさんの人を見てきているため、本心ではない言葉は意外とすぐに見抜きます。少し手間はかかっても自分の今後をじっくり考えることが、結果的に良い転職・良いキャリアへの近道です。

変化が激しい今の時代、目標・将来のイメージをしっかりもつことは大切!

現代は、とても変化の激しい時代に突入しています。AI(人工知能)やVR、自動運転など、新しい技術がさらに広まってきています。

こうした変化に対応するにはいつも少し先を見て、「自分が今後どうしていくべきか?」を考えることが大切。これが目標や将来のイメージになり、思い描くキャリアを進みやすくなります。目の前の仕事も大切ですが、未来についても考えながら研究・開発の仕事をしてほしいと思います。