研究開発は自主性、積極的な姿勢も大切

研究開発でなくても他の職種もあてはまりますが、自主性、つまり自分から行動できる姿勢がとても大切です。
これは20代中盤、後半以降の方は身に付いている方も多いです。
自分は大丈夫だなと思う方はスルーしてもらってもOKです。

自主性を身に付けるための3つのポイント

研究開発はテーマを与えられて、やるべきことを指示される部分ももちろんあります。
ですが、自分でやるべきことを見つけて行動する姿勢はとても大切になります。

研究や開発の仕事は、まだ答が出ていない問題に対して、解決策を見つけていくという仕事です。
答はもちろん上司の方も分かっていないので、あなたが主体的に動いて見つけ出すことが必要になるのです。
なので、待ちの姿勢で仕事するのではなく、積極的に自分から動いていくことが必要になります。

特に20代前半の方は仕事のやり方を教えてもらいたいという方もいるかもしれません。
もちろん必要なことは教えてもらうべきですが、それだけにならないように自主性を意識して仕事をすると良いです。

自主性を身に付ける上で押さえるべきポイントは次の3つです。

①仕事の意味や目的を知る
②仕事の全体像を把握する
③製造や品質管理など、多部署へのイメージを持つ

①仕事の意味や目的を知る

ゴールまずは目の前の仕事を何のためにやっているのかという、意味や目的を考えることが大切です。
こういう意味で今の仕事をしているのかということが分かると、ゴールが分かるようになります。
そうすると、それに向けてやるべき他のことも見えてくるようになります。

指示待ちでやらされ仕事だと、意味や目的を理解せずに仕事をしてしまいがちです。
ですがこれだと自分で考えることができないので、「こういう意味や目的があってやってるんだ」ということを常に意識しておきましょう。

僕は高分子というものを使った素材の開発の仕事をしていました。
高分子は重合反応という反応で作られます。
最終的にどんな性質の高分子を作りたいのかという目的が分かっていると、それに合わせて使用する器具や溶媒、触媒の量なども考えられるようになります。
ですが、最初は単純に合成だけをしていたので、その器具や溶媒、触媒などがなぜ使われているかという意味が分からないことがよくありました。
これだと言われた通りにやるしかないので、自分で工夫することがなかなかできませんでした。

②仕事の全体像を把握する

仕事の全体像を把握することも大事です。
研究や開発の場合は、製品の完成や研究テーマの終了までが一つの全体像ということになります。
全体

様々な行程があり、それが全て組み合わさることで、全体として一つの製品が完成します。
これを理解しておくと、より自分で必要なことを思いつけるようになります。

開発である程度基準になる数値が出たら次に量産のテストがあるということを知っておくと、テストの担当者の仕事がスムーズに進むように配慮することができます。
自分の仕事だけに集中してしまっていると、こうした先読みができません。
周りの方の都合を考慮しないので、次の段階で滞りが起こりやすくなってしまいます。

また、全体をより細かく理解して動けるようになってくると、マネジメント職への道段々と開けてきます。
研究や開発でプロジェクト全体を見れる方はとても貴重です。
特に研究や開発の仕事をする方は研究に集中したいという方も多です。
そうした中で全体を見れるようになると、とても大きなアドバンテージになります。

仕事の忙しさに追われてつい自分の仕事に集中することもあると思いますが、時々思い出しながら仕事をしていくと良いと思います。

③製造や品質管理など、多部署へのイメージを持つ

これは②とも重なる面もありますが、研究や開発の仕事はあなたの仕事だけで完結するものではありません。
製造や品質管理など、次の部署に繋がる仕事が多いはずです。
こうした次の部署へのイメージを持っておくことも大切です。

次は量産のために製造に引き継ぐという場合、開発の部署内でOKならそれで良いという訳ではありません。
製造の担当の方がスムーズに業務を進められるよう配慮などをしておく必要があります。

イメージが付けば自然と配慮できるようになります。
「あー、○○さんにまた迷惑かけちゃいけないから、ここはもう少し詰めとかないとなー。図面に注意書きもしとこう」など、イメージを持てるようになると自分から配慮ができるようになります。

以上、3つのポイントについてお伝えしてきました。
こうしたポイントについて考えていけば、自主的に行動できるようになっていけるはずです。
色んな仕事がテキパキできるようになってくるので、転職したらぜひ意識して仕事してみることをオススメします。