製薬メーカーの研究開発職という狭き門への転職

研究開発の仕事は多くの企業で募集されていますが、その中でも希望する方が多いのが製薬メーカーへの転職です。

製薬メーカーの研究開発職は特に年収が高い傾向にあり、仕事のやりがいも大きいので、目指す方は多いです。
そんな製薬メーカーを目指す方に必要なのは、とにかくキャリアです。

基本的には似た仕事の経験がある方でないと難しく、製薬メーカーや化粧品メーカーの研究開発職を3年や5年以上経験している方など、高めの条件が設定されていることが多いです。

ここでは製薬メーカーの研究開発職への転職についてお伝えしたいと思います。

経験が浅くても転職できる?

製薬メーカーの研究開発職に未経験や経験が浅い方が転職をするのは、正直、かなり難しいと思います。

専門性

中途採用で募集されるのは即戦力の方が多いので、経験が浅い、もしくは全くの未経験という方を採用して育てようという企業は少ないです。
特に規模の大きい製薬メーカーほど、可能性は低くなります。

なので、新卒として製薬メーカーや化学系の研究開発職に就き、そこからキャリアアップのために転職するというのが一番現実的な流れです。

一度大学や大学院に入り直して研究の経験を積んで企業に応募するという方法もありますが、時間も費用もかかってしまいますし、卒業時には年齢がかなり高くなってしまうので、企業が積極的に採用したい人材かを考えてみると、ちょっと難しいところがあると思います。

こうしたことから、大手の製薬メーカーの研究開発職は、経験が浅い方には相当に狭き門と考えた方が良いと思います。

治験の仕事もお勧め

治験

経験が浅いけれど製薬の仕事に就きたいという方は、治験に関する仕事もお勧めです。

治験は医薬品を開発する際に必要な臨床試験のことを指します。
多くの場合、大手の製薬メーカーは治験業務を他の企業に委託、つまり自社でやらずに他の企業に依頼しています。
この治験業務を請け負う機関をCRO(開発業務受託機関)と言います。

CROは新卒の時に知らない方がとても多いです。
なので転職でCROの仕事を始める方は多く、比較的研究開発に近い仕事をすることができます。
また、CROで経験を積んでから、次のキャリアとしてより大きな企業へ転職を考える道も、可能性としてはあります。

もちろん、製薬メーカーから治験の仕事を請け負うっていう形にはデメリットもあります。
メーカーのように医薬品開発の全体を見渡せないということや、年収的には製薬メーカーよりも下がる可能性は高いです。
ですが、製薬に関する研究開発ができることを重視するなら検討するのもオススメです。

治験求人

まだまだCROは人手が足りていない企業も結構あり、求人が募集されていることも多いので、気になる方はエージェントの方に求人がないかを確認してみるのも良いと思います。

英語スキルもあるとより有利

スクリーンショット 2015-07-22 15.01.56必須ではありませんが、スキルや実績と合わせて身につけていると良いのが英語力です。

外資の製薬メーカーやマネジメント、研究開発部長など、求人によってはTOEICで600〜700点など、条件が設けられているものもあります。

製薬メーカーでの研究開発職は海外の企業などと共同開発をしていることも多いですし、医学の先端研究は海外で行なわれているものが多いです。
文書を英語で作成することなども多いですし、読み書きをしたり、企業によっては英語で直接海外の企業とスカイプなどでやり取りをすることもあります。

英語を身につけていると高収入も狙える

英語を身につけていることでより高収入を狙えますし、仕事もスムーズにいきやすくなります。

高収入2

リクルートエージェントで求人を検索してみると、医薬品関連の公開求人だけでも高収入(700万以上)の求人が63件ありました。

実際はこれに非公開求人が加わるので、もっと多くなるはずです。

高収入

また、実際の求人をチェックしてみても、やはり英語スキルが必要になる求人が多々ありました。
英語は収入アップにつながる大きなカギとなっていると言って良いと思います。

製薬メーカーへの転職まとめ

以上、製薬メーカーへの転職について述べてきましたが、まとめると以下のようになります。

・豊富な経験、キャリアがないと転職は難しい
・経験の浅い方が転職するなら治験を含めると良い
・英語スキルを身につけているとなお有利

また、タイミングによっては未経験でも応募可能な求人が出てくる可能性はあるので、絶対に製薬メーカーへ転職したいという方は転職エージェントに相談すると良いと思います。
熱意を伝えれば、紹介してもらえる可能性もアップするはずです。